モダニズムの南部的瞬間 ーーアメリカ南部詩人と冷戦
<目 次>
はじめに
序章 アグレリアンの立場
T 創られた伝統としての「現在の中の過去」
U 『アメリカ文学の再解釈』――アメリカにおけるアメリカ文学研究の制度化
V ニュー・ヒューマニズム論争
W 南部における衝突地図
X ナッシュヴィル・アグレリアンの立場
第一章 詩的南部連――新批評と「南部文学」の誕生
T 制度としての南部文学
問い直される「南部文学」/問い直しの死角/南部文学研究の自己再生産サイクル/南部文学の境界線
U フュージティヴ詩人と農本主義者の連続性
テイト前、テイト後/フュージティヴ詩人と農本主義の連続性
V 南部文学のモダニズム宣言
「現在の中に過去を見る」こと――南部文学のモダニズム宣言/農本主義者の文化闘争/新批評の陣取り/新批評会社/ボリンゲン賞論争
W 「南部」の新批評、新批評の南部
読み取り能力の要請/御用達詩人と「アメリカの」新批評/新批評の南部文学――詩的南部連合
第二章 新批評の父たち――南部農本主義者の男らしい共同
T 女性化する南部――合衆国最大の問題、それは南部
猿裁判で笑われるのは誰か/行き暮れる南部のイメージ/南部の男性性
U 正しい伝統の創造
父の群れと南部の再男性化/英国を父として/父としての孤児
第三章 アメリカの白いヨーロッパ
――農本主義者のファシスト疑惑とリベラル・ナラティヴ
T アメリカの白いヨーロッパ
農本主義の白い想像力/「地方主義」対「文化」/農本主義者のファシスト疑惑
U 農本主義者のリベラル・ナラティヴ
リベラル・ナラティヴ/農本主義者のリベラル・ナラティヴ/一九五二年、パリ――「普遍的な人間」を語ること
第四章 戦後少女の本棚
CIE図書館/翻訳プロジェクトと少女向けの小説/封じこめ文化と西洋/アメリカの移植
第五章 言説としての南部――男らしさの領有
T 南部の男-共和国としての男の身体
西への旅:マスキュリニティ回復の旅/「試練と努力」の身体/先祖返り、野生返りの騎士道精神/
歴史ロマンスとしての『ヴァージニアン』/南部の再男性化/帝国を広げる南部人
U 「国民」の創生-白い男たちの帝国
南部白人男性の再男性化/黒人とはだれか?/白い男たちの絆
おわりに