書評のページ

対訳・注解 研究社シェイクスピア選集[全10巻]
大場建治 テキスト編纂・翻訳・注釈・解説
各巻 B6判 上製 平均320頁


掲載誌:『週刊読書人』2004年11月26日号
評者:大井邦雄

 「シェイクスピアの翻訳で最大のものはやはり『詩』だと思う」と言いきる大場氏は、シェイクスピアのおそろしさを本当に知っている人だと思う。それがどう日本語化されているかを見とどけるためにも、ぜひ、大場氏の訳を他のと読みくらべてはどうだろうか。(抜粋)


掲載誌:『英語青年』2005年1月号
評者:喜志哲雄

  シェイクスピアの台詞を語るためには、英語圏の俳優といえども厳しい訓練を要する。……大場氏の訳によってシェイクスピアを効果的に演じるためには、俳優は新しい演技術を要求されるに違いないが、そのための努力は無駄なものにはならないであろう。(抜粋)


〔全巻の構成〕
第1巻 あらし――The Tempest
第2巻 真夏の夜の夢――A Midsummer Night's Dream
第3巻 ヴェニスの商人――The Merchant of Venice
第4巻 宴の夜――Twelfth Night
第5巻 ロミオとジュリエット――Romeo and Juliet
第6巻 ジューリアス・シーザー――Julius Caesar
第7巻 マクベス――Macbeth
第8巻 ハムレット――Hamlet
第9巻 リア王――King Lear
第10巻 オセロー――Othello