* ポイント * travel は自動詞か他動詞か
imagine: 心に思い浮かべる、(誤解・証拠なく)思う
cf. suppose 思う(推測する)
true: 本当の
○ travel and see: vi. and vt., vt. and vt. のどちらともとれる。 意味の上から「旅をし、世界を見る」のほうがよいだろう。
@ the necessary experience to write:
これを the experience necessary to write とするとどうだろう。
訳は「書くのに必要な経験」と同じだが、ニュアンスが異なる。 上では、書くための「必須経験」といった感じで the necessary experience がまとまったひとつの意味単位扱いになり、その目的が to write。下では、「経験」の中身が necessary 以下で示されることになる(≒the experience which is necessary to write)。
下と同じ他の例:
Can you suggest some ways a person could obtain the experience necessary to enter this field?
分詞形容詞が名詞を前から修飾すると永遠的・分類的・一般的、後ろから修飾すると一時的・個別的・具体的であることはよく知られている
が、それ以外の形容詞にも準用される
さらにしつこく言うと:
the necessary experience to write
ものを書く/もの書きになる(?)ために必要とされる経験を分類すると「必要なもの」と「そうでないもの」とがあると言っている。
the experience (which is ) necessary to write
(which is)以下が先行詞に掛かってその経験というものの特徴・性質・中身を後置修飾要素が/で絞り込むこととなる。 A fall in love with: with は「…と共に」(随伴・同伴)でなく「…に対して」(目的・対象)
* ポイント * 抽象名詞 thought が可算名詞化
hear: (1) 聞こえる(物に対し) (2) 耳を傾ける(人に対し)、のうち (2)
nowadays は副詞(=in these days)、when 以下は副詞節で、場面が狭まる。ともに they 以下に掛かる。
* ポイント * persuaded は受身か形容詞か
be persuaded that 〜: 「〜を確信して」。persuaded が過去分詞形の形容詞になっている
dinner: 名詞 (u) (c) 正餐
come to grief: 災難に遭う
@ will: 仮定法でなく単なる仮定。if 節が現在形、主節が未来形。if 節と主節の間に時間差が含意される。すぐ事が起こるのであれば、will でなく現在形を使う。 例: If you heat ice, it melts. (氷は温めると融ける) A within the year:
「その年のうちに」
cf. with in a year 一年以内に
○ come to grief の文型: come to が、自動詞+前置詞で「…の状態を呈する」。grief は「深い悲しみ」ととり、SVC と考えてよいだろう。
* ポイント * 文法と論理と文脈で意味を狭める
can: (1) 能力「…できる」 (2) 論理的可能性「…し得る」、のうち (2)
denying*deny: 動名詞「否定すること」
example: 実例
architecture: 不可算名詞の可算名詞化「建築様式」
what: the things which と読む
father: 父<父祖
accustomed: …に慣れた
appear on the scene: 現れる、流行る。on the scene は、現場に
during: (1) その間ずっと (2) …のある時期に、のうち (2)
last: これまでの
in developing: 本文との同時性「…において」→「…することで」
perfect: =make as good as possible。「完成」ではそこで終わってしまう感じでよくない。
it: =modern architecture
so as to: …するように
be in tune with: …と調和して、…に合わせて
its: this century
outlook:(1) (人生での)態度 (2) 見通し(ここでは時代の在りよう) (3) 展望、のうち (2)
they: the designers
help at: 手助けする
for: 間接的、付随的理由を述べる
suppose: 「思う」。think より控え目
because: not 〜 because ―「― だからと言って、〜 ない」の変形(only が準否定語)
例: You should not despise a man just because he is poorly dressed.
(身なりが貧しいからというだけで人を軽蔑してはいけない)
architect: 建築家
concerned to: (1) …に関係して (2) …に関心を持つ、どちらも可
relate: (1) 関連付ける (2) 結びつける、のうち (2)
need: 可算名詞化「必要物」「必要性」「必要案件」「必要状況」など
they: (1) modern architects (2) buildings、のうち文脈より (2) がベター
serve: 他動詞、…のために尽くす
they: modern architects
only: 準否定語「…しか…ない」
they: modern architects
practice: 実践する
art: 芸術。具体的には、絵画・彫刻・建築・音楽・舞踏・詩歌など
know: (1) 知っている (2) 認識している
concerned with: (1) 関心を持つ (2) かかわる
@ There can be no denying: there は導入語で具体的な意味はない。no denying が主語、can は論理的可能性「…し得る」、be は自動詞で「存在する」→「否定し得ない」 A be accustomed to 〜:
(1) +N: …に慣れている
(2) +to doing: …することに慣れる、慣れている
(3) +to do: …することを習慣としている、いつも…する
我々の祖先が見なれていたものとはまったく違った建築様式の例が20年前から現れてきていることは、否定し得ぬ事実である。現代建築の設計者は、建築を進歩発展させて今世紀の諸問題を解決し、建築のあるべき姿にふさわしいものたらしめようとすることで、建築を生きた芸術として復活させることに役だっていると確信している。現代の建築家が、建築物をそれが満たさなければならない必要をできるだけ満たすことに殊にかかわっているからといって、彼らが建築の実用面のみを考えていると思うのは誤りである。自分の営みが芸術であり、それゆえに美の追求にもかかわっていることを建築家は知っているのだ。
@ 理由を示す接続詞の違い:
because: 従位接続詞。未知の理由を導く。因果関係が濃厚。
since: 従位接続詞。既知の理由を導く。因果関係は割と濃い
as: 従位接続詞。既知の理由を導く。因果関係は割と薄い
for: 等位接続詞。未知の理由を導く。因果関係は薄い。
for は、判断の根拠を述べる「何でそんなことを言うかというと…」。
ここの場合、次のようにするとよいだろう。
(1) 訳を省く
「建築家がニーズを特に意識しているからといって、実用面のみを考えていると思うのは誤りだ」
(2) 裏から訳す
「というのは、建築家はニーズを特に意識してはいるが、建物の実際面以外にも関心を示していて当然だからだ」
(3) 斜めから訳す
「そもそも、建築家はニーズを特に意識していても建物の実際面だけに興味がある訳でないのだ」
A because: ここも only との結びつきで、二つにとれる。
(1) 「…に特にかかわっているので、…だけに関心がある」
(2) 「…に特にかかわっているからといって、…にしか関心がない」
のうち、(2) のほうが説得性があるだろう。 B know はどこまでつながるか: (1) 「知っている」(事実を当然のこととして) (2) 「認識している」(自分ではそれが正しいと考えている)、のどちらをとるかで、つながり方が変わる。(1) なら、know は practicing an art まで。(2) なら、最後の the pursuit of beauty まで。 私は、流れと、they are と therefore are と同じ be 動詞が使われていることから、(2) ととりたい。 C *印の箇所の文型: 例えば are concerned を受動態ととるか、ひとかたまりの動詞ととるか、過去分詞形の形容詞ととるかで、文型の説明は変わってくる。本連載の他の所でも同じ。英語学をやろうというのでなければ、必要(正確に読むこと)以上にこだわらぬのがよい。
* ポイント * ;が意味するものは何か
* ポイント * truth と the truth の違い
farmer: 農場経営者
cf. peasant (百姓)
the truth is that: 「実は…」
○ the truth is that: truth(真理、真実)に the が付くことにより具体的な「事実」に転化する。事実は ⇒ 実は
the chances と複数なのは「可能性の強い見込み」を複数で言うから。
○ You are thinking: 状態動詞、知覚・感覚動詞はふつう進行形にならない。 進行形にすると、驚き・呆れ・焦点・強調・感情など、何らかの意味が付与される。 ここは強調。
* ポイント * that 節の並列
call to: 向ける
* ポイント * not と altogether の関係
in one's heart: 心ひそかに
sure: 確信して
rebel: 反抗者
not altogether: 部分否定「全く…なわけではない」
in fact: 文脈により「実に」「実は」「それどころか」「もっというと」「いや」
unduly: 不当に
○ あとの that が省略される場合:
(1) 前のほうが強い、または前後の密接な結びつき
(2) 動詞が同じ、とくに be 動詞
(3) 不正確な口語文。
ここでは (1) と (2)
@ not altogether:
not 〜 altogether: A agree: 契約の概念だから、(合意したら)ずっと続くを含意する。それで、文脈により「合意している」と現在形に訳すこともできる。
どちらになるかは、動詞の型により決まるので、突き詰めない方がよい。 B be persuaded that の説明: 理屈付けの一つとして、次のように考えることもできる。
I am persuaded that he is innocent.
* ポイント * aims and ability の並列を自然に
be convinced that: …を確信して。convinced は形容詞化している。=be convinced of it that
afford: (人に物を)与える
* ポイント * 感情の言葉の原因が that 以下
flatter: 嬉しく思う
of: …のうち
most: 副詞「いちばん」(とてもか、いちばんかは文脈依拠)
* ポイント * aware は頭による認識
aware: 「気づいて」
○ She was not aware that 〜 の説明: 「…に気付いていなかった」と訳は迷わずつくが、理屈付けはいろいろある。 She is not aware of it that 〜 と読むのも一法。 この場合、it = that 以下(「そのこと、すなわち that 以下のこと」)、その it が脱落した、と考える。3.2 の他の文例にも同じ考え方が適応できるだろう。
* ポイント * should は未来のこと
○ should: 主節の eager という強い言葉(要求・提案・必要・命令)に引かれ、従節に should が出た(英用法)。米用法なら動詞原形が来る
○ persuade: persuade that 節、persuade to do → 説得は成功 persuade だけなら、不明
* ポイント * 非人称主語は条件・譲歩に訳す
attachment: 忠誠
* ポイント * 他動詞+〜self=自動詞化
satisfy oneself: 納得する、確信する
secure: 安全な
* ポイント * attribute 〜 to ―
assure: 確言する
attribute: 〜(性格・特徴)が ― にあるとする
motive: 動機
something: 何か(大事なもの)
trod: 踏みつける
* ポイント * the possibility を重く訳さない
discern: 見抜く、見分ける、認める
derive 〜 from ―: ― から 〜 を得る
the probability: ありそうなこと
remove oneself: 移動する
○ they could afford to 〜: (1) 過去の能力「当時やればできた」か (2) 現在の仮定「やろうと思えばできる」のか。 過去の事柄を言及している文章中なので (1)。
実のところ、彼らが夏の旅行からいかなる喜びを引き出していたのか知ることは難しい。彼らの主たる満足は、子供も含め自分たちが海辺に毎年一か月間避暑に行けることを自分たちの隣人にはっきり示すことにあったのかもしれない。
@ proving to their neighbours that 〜 の文型:
(1) (S) V M O
(2) (S) V O1 to O2 ⇒ (S) V to O2 O1
どちらともとれる。 文型は英文理解の道具であって、どちらの文型かに過剰に頭を割くのは賢明といえない。 A they could afford to remove … の日本語訳: このあたり直訳すれば「…できたことを証明することにある」だが、「できることを証明することにあった」と過去・現在を入れ替えて訳すのが自然。どうしてか。 「過去の行為(できた)が、事実(にある)として存在する」というのが英語の理屈。日本語の理屈は「文中の行為が現在形でも文末を過去にすることで過去の意味となる。普遍の事実であっても過去に起こったことなら、通例過去形にする」という思考過程の差によるもの。
* ポイント * whether 以下は譲歩節
come from: 出身である
cf. I have come from Iwate. (岩手からやって来ました)
seeing that: (1) イディオム、接続詞「…である点からみると、…であるからには」(理由) (2) 分詞構文(条件)、ここは (2) のほうがよいだろう
characteristic: 独特の
so as to: …するように
make out: 結論づける
while: 前後の節を対照「一方」
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