* ポイント * 強調要素が先頭に出ている
○ Power:
文頭の無冠詞は主題の提示であって、総称用法ではない。ダッシュ以下でそれを説明している。
例: We saw evil, the worst of human nature.
(我々は人間性が示す最悪の部分に遭遇した)
ブッシュ大統領の9・11演説。evil は無冠詞だが総称でなく、カンマ以下でその内容を限定している。
○ 文型: 全体的に言えることだが、文型はどちらともとれる場合があり、突き詰めないほうがよい。
* ポイント * 2つの and の意味の差に注意
learn: 習慣・態度などを身に付ける
○ honest, clean, and clever 並列は意味のでこぼこが出ないよう、かつ音の長さと字面が揃うように訳すとよい。 ここであれば「正直で清廉で賢明」
* ポイント * 意味優先で文型を決める
linguistics: 言語学
○ 文型: ここ OSVC ととるのか CSVO ととるのか、文脈依拠。
* ポイント * 読点の代わりのカンマ
be worthy of: … に相応しい
○ may: can の意味の弱化。「できる」と訳してよい。
○ セミコロン: (1) 比較 (2) 対照 (3) 敷衍 (4) 大きな and、の代わり
* ポイント * 目的語が前に出ている
lasting: 時間的に継続する
contribution: 寄与、貢献
great book(s): 名著
例: his greatest novel 彼の代表傑作
○ contribution: ラテン語由来。con- 共に、tribute- 三つに分ける、-tion 名詞化。
○ made a lasting contribution: 柔らかく訳す場合、名詞句を動詞と副詞に分解するとよい。 contribute lastingly (ずっと役立つ)
* ポイント * カンマは付加のしるし
shall: 単純未来(きっと … するだろう)
would: 現在の推測(きっと … であるはずだ)
○ though: , though のカンマがなければ、後ろから「… ではあるが」「… であるにせよ」と返って読む。
* ポイント * on は副詞「どんどん」
go on with: 続ける
* ポイント * 目的語節の一部が前に出ている
vitally: 真に、非常に
care about: 関心を持つ
* ポイント * that と it に注意
outstanding: 顕著な
good humour: 陽気な気分、上機嫌
adverse: 不利な
strength: 強み
○ that と it の指すもの: that は直前のこと、it は今文中で問題になっていること
* ポイント * nothing は名詞か副詞か
throughout: … の至る所に(through より強い)
time: 歳月
actually: 実際に
a series of : 連続の
constitute: … の一部を成す
ultimate: 根本的な
sense: 意味
for sure: 確かに
be certain of: 確信して
revive: 生き返らせる
@ time: (1) (u) 時間、期間 (2) (c) 時代(主に -s)、のうち (1) A the greater part: 比較の対象が見えない絶対比較級。「多くの部分」⇒「… の大半」と訳せばよい。前の much は強調。 B not even that they occurred: 文に復元すると、we cannot even know that they occurred
例: He doesn't even begin to speak English.
彼は英語のエの字もしゃべれない
過去の全期間を通じて、根本的な意味で歴史を構成する一連の事件が現実に発生してきたことは確かである。にもかかわらず、我々はこれらの出来事の大部分については何も、いやそれが起こったということすら知りえない。多くの出来事について我々は不完全にしか知りえないし、確実に知っていると思っている少数の事件についても絶対的確信を持つことは不可能である。それらを再現したり、直接に見て調べることは決してできないからである。
○ nothing: know(他動詞)「熟知している」と読むのか、know about(自動詞)+(前置詞)で他動詞化「見聞して知っている」と読むのか。 nothing(副詞)「少しも … ない」と読むのか、(名詞)「存在しないもの」と読むのか。 例文を拾ってみる。
(1) He knows nothing about it.
(彼はそのことについて何も知らない)
know は他動詞、nothing は名詞
(2) Beyond that, I know nothing about him.
(彼についてはその他にはもう何も知りません)
know は他動詞、nothing は名詞
(3) I know all about him.
(彼のこと全部知っている)
know は自動詞、all は副詞 I know [all about it]. と大括弧部分が一体で読めると感じられれば、SVO で、know は他動詞、all は名詞
(4) I care nothing about it.
(そんなことちっとも気にかけていません)
careは自動詞、nothing は副詞
(5) You look nothing like your sister.
(姉さんにちっとも似ていない)
look は自動詞、nothing は副詞
(6) We can find nothing like this piece of china anywhere else.
(このような陶器はほかのどこでも見当たらない)
find は他動詞、nothing は名詞
*動詞と次にくる言葉の結びつきが強いか弱いかで決まる。know であれば、know+N と読めるか know about の連語性が強いか判断する。本文の know は他動詞、nothing は名詞ととるのがよいだろう。
* ポイント * 長い主語が文末に来ている
○ right and justice: 英語は似た意味の言葉を続けてリズムを出すことが多い。ここもそう。無理に二語の差を訳文に出すのは無意味。日本語もこの傾向は結構ある。
例: 陰々滅滅、安祥(祥も安らかの意味)、近畿(共に王城の地《京》から近いこと)などなど。
* ポイント * 語順転倒
reveal: 明らかにする
gulf: 越えがたい溝
○ There was a student. 「There は主語ではないが、形式上は主語と同じ扱いを受けることが多い」との説明が本文にあるが、では (1) There was a student. と (2) A student was there. との違いは何か。
(1) ほら注目して下さい、(以下初出現を導く)学生がいたんですよ。存在文
(2) (思わせぶりに)学生が一人ね、いたんだよ、そこに。所在文
といった感じ。注目の力点が変る。
* ポイント * is going to の可能性の程度
* ポイント * there は仮の主語
so: それで
are bound to do > be bound to do: 確かに … するはず
○ “You must go to bed now.” “So I must and so must you.”: 「後半の so はどちらも『そのように』の意で、go to bed now を受けている」と本文にあるが、正確には前の so は go to bed now、後の so は go to bed now too の意。
* ポイント * So S V は「… はそうです」
be pressed: 苦しんで、悩んで
○ So I am: =I am pressed for money.
* ポイント * So V S は「… もそうです」
understanding: 知識
infectious: 伝染性の
happing: 出来事
nutrition: 栄養
○ So is our understanding of the basis of nutrition.: =Our understanding of the basis of nutrition is (entirely due to scientific advance ), too
○ so must you と So I must: 公式として、次のように覚えるとよい。
So S V 「… はそうです」 力点が V なのでこの訳になる
So V S 「… もそうです」 力点が S なのでこの訳になる
* ポイント * So S V の形
discontented: 不満で
ought to: すべきである、するのが当然である
* ポイント * 文頭に So が来て、語順転倒する
concerned: 気づかって
haggard: やつれた
* ポイント * did は代動詞 =enjoyed
enjoy: (よいもの)を持っている
comfort(s): 可算名詞化で「生活を快適にする物」
○ 「快適な生活を送っている」: enjoy comforts を意訳したもの。これでよいだろう。
* ポイント * do は serves
serve: 職務をつとめる、果す
* ポイント * 仮定法の変形
* ポイント * do の多義性に注意
thousands and thousands: きわめて多くの(数の多いことを示す)
do: ここでは一般動詞「つくる」。
例: do a book(本を書く) do a movie(映画を作る)
quit: 止める
エジソンはものをつくるのに無数の方法を試してみて、方法を発見するか、その不可能を決定的に証明するまでは、万一10年かかっても、決してやめない。
* ポイント * not A or B
many a: 多くの
@ many a: a は some の意。中世英語の名残り A had he not possessed a knife or a gun: not A or B は両者否定。「A でも B でもない」だが、誤解を生まなければ「A や B でない」と訳すも可。日本語は曖昧性を好むゆえ。
多くの犯罪者は、ナイフも鉄砲も手元に持ち合わせていなかったら、罪を犯さずにいられたことだろう。
* ポイント * There が主語か否かは、取り方次第
develop: 発現する
conformity: 画一化
regard: 敬意
impose: 押し付ける
sense: 感覚
possession(s): (c) 所有物
to: 方向を示す「… への」
distinction: 相違をはっきり際立たせること
○ 文頭の there:
(1) 主語の代わり
(2) 存在を示すしるし
どちらをとるかで、文型が SVCM か VSM に変る。
物質的なものに対する過度の尊重が、日常生活を一様なものにしてきているが、この種の画一化に個人が反逆する傾向がこの数年間に生じてきたと言ってよいかもしれない。こうした変化の裏には、個人の所有物がそれ自体で他人よりすぐれていることを示す指標にはならないという気分がある。
* ポイント * 何と何を何の点で比較しているか
playful: 遊び心あふれる
artistic: 芸術の香気ある
ever: ますます
leisure: 余暇時間
come under: … の部類に入る
heading: 表題
work: (u) 労働
* ポイント * and は列挙終了のしるし
allot: 割り当てる
at times: 時として
measure: 寸法、量
break down: 健康を害して倒れる
fatigue: 労苦
not much of: あまり … ない
例: I don't see much of him. 彼とはあまり会わない
devote: 捧げる
@ so:
(1) それほど
(2) とても
のうち、比較の対象が見えると感じれば (1)、そうでなければ (2) A I have not much of life for myself: 直訳は「私には自分自身の生活はあまりない」だが、これでは分かりにくい。 意訳して「私には自分の生活といったものはほとんどない」ぐらいにしてはどうか。
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