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『英文解釈教室』ノート
16


Chapter 8 意味上の主語 @ S+to 不定詞

 

 

8.1.1

 

 

* ポイント *

it と for と to が離れている

 

語釈:

plain and simple: 明明白白
refuse: 固辞する
humbly: 謙遜して
unequal: 合致しない

 

検討:

○ delay:

他動詞で「遅らす」、自動詞で「遅れる;ぐずぐずする」

 

訳例: 略

 

さらに一歩:

① plain and simple:

同義語反復。

英語は似た意味のことばを重ねてリズムを出すことが多い。無理に二つの語義を訳し分けるには及ばない。

② for:

話者の判断と考えられれば「… が」、本人の判断と考えられれば「… にとって」と訳す。どちらなのかと、あまり神経質にならぬこと。

 

8.1.2

 

 

* ポイント *

for は話者の判断

 

語釈:

be ready for: … の準備ができて

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.1.3

 

 

* ポイント *

for は話者の判断とも本人の判断ともとれる。

 

語釈:

school work: 学業

 

検討:

○ outside of:

outside (英)=outside of (米)。

-side とあるように「すぐそば」のこと(離れてはいない)。

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.1.4

 

 

* ポイント *

三つの動詞の並列

 

語釈:

lit: … に点火する
fire: (c) 炉

 

検討:

① go into:

自動詞+前置詞=他動詞化「… に入る」

② made water hot:

→ She make water hot. S V O C(水を熱くする)。

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.1.5

 

 

* ポイント *

follow の目的語は主語の Rugger

 

語釈:

onlooker: 見物人
follow: (1) 目で追う (2) 熱心に応援する、のうち (1)。

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.1.6

 

 

* ポイント *

detect の目的語は何か

 

語釈:

detect: 知る、見つける

 

検討:

○ for any instrument to detect:

→ Any instrument detects stars in the sky. と読む(便宜的)

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.1 例題(1)

 

 

* ポイント *

for は話者の判断

 

語釈:

put 〜 on ―: 〜 を ― のせいにする

 

検討:

① ; and:

セミコロン+and は大体が敷延「それで」。

② responisibility of restricting:

名詞+動名詞は大体が同格「… という」。

流れによりさらに狭め、目的「… のための」充足「… するに足る」。

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.1 例題(2)

 

 

* ポイント *

this と it の指すもの

 

語釈:

undertake: 着手する
involve: 伴う
gang: 一団
exert oneself: 精一杯努力する
foreman: 職長
coxswain: コックス

 

検討:

① usefully undertake:

「有効に企画し」では意味がよく分からない。「上手に始め」。

② turns rapidly into … :

この into は変化を示す。

 

訳例: 略

 

さらに一歩:

○ only when:

(1) 「… の時だけ」 (2) 「… して初めて」の二つの訳が出来得るが、(1) は強調する時の、(2) は他の行為との比較が見える時の訳。

 

 

Chapter 8 意味上の主語 A S+分詞、etc.

 

 

8.2.1

 

 

* ポイント *

独立分詞構文

 

語釈:

affairs: (1) 事態 (2) 事柄 (3) 問題、のうち (3)

 

検討:

○ … being the way:

独立分詞構文は、本文の主語と分詞構文の主語が一致しないもの。

頻繁な使用は良くないとされる。

本文との関係が正しく捉えられていれば、訳し方は自由。

ここも … , and the most important economic activity … is the way … と読み解いてよい。

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.2

 

 

* ポイント *

独立分詞構文の訳し方

 

語釈:

step by step: 一歩ずつ

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.3

 

 

* ポイント *

独立分詞構文が挿入的に入っている。

 

語釈:

reading matter: 広告と区別して、新聞・雑誌などの読み物

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩:

○ ―much of it … :

「―」は単語と単語の間を空けずに2文字分伸ばすのが原則。実際には、前後を半文字分空けたり1,5字分伸ばしているのも散見される。

 

8.2.4

 

 

* ポイント *

M1 と M2 の違い

 

語釈:

exhausted: 消耗する
perplexity: 困惑

 

検討: なし

 

訳例:

疲れ切っていてその夜は決定を下さないまま、心を困惑と疑惑でいっぱいにして、私は眠ってしまった。

 

さらに一歩:

○ M1, M2

M1: 独立分詞構文
M2: 
(1) being が省略された独立分詞構文
(2) 副詞的役割の名詞句
(3) 副詞的目的格。前置詞なしに時間・程度・仕方などの意味合いで本文を修飾する

どれともとれる。

 

8.2.5

 

 

* ポイント *

M1 と M2 の違い

 

語釈: なし

 

検討:

○ M1, M2

M1: sent 〜 to とつながる
M2: 8.2.4 の M2 と同じ役割

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.6

 

 

* ポイント *

personal の掛かり方

 

語釈:

open up: 開発する

 

検討:

○ personal freedom and independence:

(personal freedom) and (independence) か、personal (freedom and independence) か。

文法的には両方可能だが、文の流れと同義語反復から後者をとるのがよいだろう。

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2 例題(1)

 

 

* ポイント *

長い M をどう読み解くか

 

語釈:

comradeship: 僚友関係
share: 分担する
with each other: 互いに
good: 利益。「善」の訳はこの場合あいまい。

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩:

○ being … , and holding … , but with … :

正しい並列なら but 以下の部分も 〜ing となっているはず。

理屈づけとして本書では all of them have … と示唆しているがどうだろう。

with の前に be 動詞が抜けていて、復元すると are being … , and are holding … , but are with … と考えることもできよう。

 

8.2 例題(2)

 

 

* ポイント *

助動詞の省略に注意

 

語釈:

faith: 信念
cover: 扱う、渡る
fine arts: 美術(絵画、彫刻、建築)
intelligently: 聡明に

 

検討:

① found friens:

「友達を見つけた」ではあいまい → 「友達の存在を見出した」。

この found > find は、自身が活動して friends を生み出す、手に入れる、見出すの意味。

例: I found a true friend in her.
私は彼女という真の友を得た。

② art:

芸術: 音楽、詩歌、演劇、舞踏など

 

訳例: 略

 

さらに一歩:

○ fine arts:

日本では建築=土木というイメージが強いが、西洋では歴とした芸術の範疇なのである。東京芸術大学にも建築科があるのがその証左。

 

8.2.7

 

 

* ポイント *

後半部の語順転倒

 

語釈:

hang over: 垂れ下がる

 

検討:

○ … is a picture of … :

主語 a picture of the boy in a blue suit with his brown hair hanging over his shoulders が長いため、頭でっかちになるのを避けるための語順転倒。

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.8

 

 

* ポイント *

前置詞句を文に読み解く

 

語釈:

recollection: 回想

 

検討:

○ With the recollection of little things occupying his mind:

=As the recollection of little things was occupying his mind

小さなことがらの回想が彼の心を占有していたので

→ 細かいことをくだくだと思い出して

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.9

 

 

* ポイント *

前置詞句を文に読み解く

 

語釈:

wander about (vi.): さすらう

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.10

 

 

* ポイント *

二つの前置詞句の訳し分け

 

語釈:

find oneself: (1) 心地がする (2) … であるのが分かる

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.11

 

 

* ポイント *

one が指すもの

 

語釈:

drive away: 駆逐する
at the disposal of: 人の自由になって
detail: (u) ささいなこと

 

検討: なし

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2.12

 

 

* ポイント *

with の意味

 

語釈:

live on: … に頼って暮す

 

検討:

○ prices what they are:

what は先行詞を含む関係代名詞句(the thing which)だから prices は余計になる。

ここは非標準で、prices what が一体で関係代名詞句を構成していると考える。

例: She's the one what told me.
(彼女が話してくれた)

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

8.2 例題(3)

 

 

* ポイント *

訳語の選択に注意

 

語釈:

break out: 突発する
business: やるべき仕事
dangerously: 危険に > 危険なほどに
take up: 手にとる
camps: 陣営
pro-: … に賛成の
concern for: (1) 関心 (2) 気づかい、のうち (2)
prevail: 勝る
as never before: かつてないほどに

 

検討:

○ pressing dangerously toward victory:

「危険な勝利がせまってくると」では、勝利が危険と読めてしまう。

勝ち方が一方的でよろしくないのだ。それを訳文に生かして「がむしゃらに勝利に向かって突き進むと」。

 

訳例: 略

 

さらに一歩: なし

 

 

〈著者紹介〉

柴田 耕太郎(しばた こうたろう)

 早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。
 岩波書店勤務、フランス留学を経、大手劇団文芸部所属など演劇活動。
 翻訳業界で約40年。(株)DHC 取締役、(株)アイディ代表取締役を経、現在翻訳教育家。
 獨協大学外国語学部・東京女子大学非常勤講師。
 『英文翻訳テクニック』(ちくま新書)など著訳書十数冊。
 演劇・映像・出版・産業各分野で実績のある翻訳実践者。
 翻訳ベンチャー(株)アイディを自社ビルを有する中堅企業に育てた翻訳経営者。
 出版翻訳者を40人以上デビューさせた翻訳教育者。
 アイディ『英文教室』主宰。

 


 

 

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