ご無沙汰してすみません。
これからはもっと頻繁に書くつもりだが、今日はとりあえず、昨年末から紹介する予定であった本を紹介する。それは清水由美さんの『日本人の日本語知らず。』(世界文化社)。
清水さんに初めてお会いしたのは、2003年の『研究社 新和英大辞典第5版』の出版記念パーティーだった。二人ともその辞書の編集に参加していたが、その前に顔を合わせる機会はなかった。その後、清水さんの『辞書のすきま、すきまの言葉』(研究社)で一緒に仕事をするチャンスに恵まれて、清水さんの言葉への観察力に感銘を受けた。
今回の『日本人の日本語知らず。』には私はノータッチだが、共感した内容が多く含まれる。例えば、「ありますですかそれともありますですか?」というチャプターには、私がこのブログと『英語のあや』でも言及したテーマが取り上げられる。しかし、清水さんは私より何倍も面白い文体で書くので、私の拙文よりも清水さんの本のようが読む価値がある。それで強く推薦する。