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2023年11月以降の新刊予定

2023年11月の新刊

2023年12月以降の新刊


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2023年11月の新刊

甘美なる英語沼への招待

今井亮一・平沢慎也〔編訳解説〕
スローでディープな英文精読
〈ことば〉を極限まで読み解く

A5判 並製 234頁+別冊24頁/定価2,420円(本体2,200円+税10%)
ISBN 978-4-327-45316-9 C1082

2023年11月25日発売
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内容紹介
文学者と言語学者が洋書片手に大はしゃぎ!
本書は速読術を提供するものではないし、数百の単語や中学の英文法さえ覚えれば英語がわかるといったお気軽さを演出するものでもない。それゆえ本書は「スローでディープ」という、速さと浅さの対極の言葉をタイトルに冠している。ぜひ英語の甘美なる底なし沼に、ゆっくり深く沈んでいってほしい。

<柴田元幸 推薦!>
まず、優れた英文が選ばれている。それに達意の日本語訳が付いている。これだけでも十分面白いが、まあここまではいわば二次元。これに、翻訳という観点からはこういうことも言えるし、文法的にはこんなことも見えるし、ことばの用法としてはこうした点も指摘できる、等々いろんな角度から明快で有益な解説が重ねられ、二次元はぐいぐい奥行きと広がりを獲得する。ステレオ写真が一気に立体的に見える、あの瞬間にも似た快楽が何度も訪れる。看板に偽りなしの快著なり。

目 次
まえがき
本書の使い方

1 Erez Aiden and Jean-Baptiste Michel, “Burnt, Baby, Burnt” (2013)
エレツ・エイデン & ジャン=バティースト・ミシェル「Burnt だろ、Burnt と言ってくれ」

2 June Casagrande, “5 Grammar Mistakes Even the Best Writers Make” (2018)
ジューン・カーザグランデ「名文家でも犯す5つの文法間違い」

3 Jay Rubin, “The Myth of the Subjectless Sentence” (2012)
ジェイ・ルービン「主語がないという神話」

4 Ted Goossen, “Haruki Murakami and the Culture of Translation” (2013)
テッド・グーセン「村上春樹と翻訳文化」

5 Ilan Stavans & Lalo Alcaraz, A Most Imperfect Union (2014)
イラン・スタバンス & ラロ・アルカラス「超不完全連合」

6 Janika Oza, “Fish Stories” (2021)
ジャニカ・オザ「ほら話」

7 Jonathan Lethem, “Grief” (2019)
ジョナサン・リーセム「悲嘆」

あとがき

参考文献リスト

著者紹介
今井亮一(いまい りょういち)
立正大学文学部文学科英語英米文学専攻コース特任講師。博士(文学、東京大学)。著書に『路地と世界:世界文学論から読む中上健次』(松籟社)、『スヌーピーのひみつA to Z』(新潮社、共著)。翻訳に、レアード・ハント『英文創作教室 Writing Your Own Stories』(研究社、共訳)、ブレイク・スコット・ボール『スヌーピーがいたアメリカ:『ピーナッツ』で読みとく現代史』(慶應義塾大学出版会)、ホイト・ロング『数の値打ち:グローバル情報化時代に日本文学を読む』(フィルムアート社、共訳)、ジム・シューターほか『マーベルスーパーヒーローズ:シークレット・ウォーズ』(ヴィレッジブックス、共訳)、スーザン・J・ネイピア「大江健三郎と二十世紀末における崇高の探求」(講談社)など。
平沢慎也(ひらさわ しんや)
慶應義塾大学法学部准教授。博士(文学、東京大学)。著書に『前置詞byの意味を知っているとは何を知っていることなのか:多義論から多使用論へ』(くろしお出版)、『実例が語る前置詞』(くろしお出版)。主要な論文には「「自分で」を表す for oneself:「自分のためになる」の意味を含むというのは本当か」(東京大学言語学論集 44)、“Native speakers are creative and conservative: What Explain Me This reveals about the nature of linguistic knowledge”(English Linguistics 38(1), 共著)など。翻訳には、MK・サーウィックほか『グラフィック・メディスン・マニフェスト:マンガで医療が変わる』(北大路書房、共訳)、ジョン・R・テイラー『メンタル・コーパス:母語話者の頭の中には何があるのか』(くろしお出版、共訳)がある。

2023年12月以降の新刊

英文を細部まで正しく読み解くために

田上芳彦〔著〕
読解のための上級英文法

A5判 並製 256頁/定価2,090円(本体1,900円+税10%)
ISBN 978-4-327-45317-6 C1082

2023年12月25日発売予定
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内容紹介
一般の学習参考書では盲点となりがちな英文法・語法168項目を、大学入試の実例で解説しました。英語教員(志望)の方、難関大学受験生、英文読解の精度を高めたい方、英文法・語法好きの方など、既存の辞書・文法書ではどうも足りない気がしてモヤモヤするという方におすすめです。詳しい目次と索引でレファレンスブックとしても活用できます。
(※本書は『「読む」ための英文法』(駿台文庫)の増補改訂版に相当します。)

目 次
はじめに
本書の使い方

第1章 時制・助動詞・仮定法
第2章 文型・受動態・動詞
第3章 不定詞・動名詞
第4章 分詞
第5章 比較
第6章 関係詞
第7章 節・接続詞
第8章 名詞・代名詞
第9章 形容詞・副詞
第10章 否定関連表現
第11章 前置詞
第12章 イディオムなど慣用表現

Appendix 気づきにくい熟語

主要参考文献
索引
著者紹介

《詳しい目次はこちらから》

著者紹介
田上芳彦(たがみ・よしひこ)
山梨県甲府市出身。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒。NEC海外グループに5年半勤務の後、駿台予備学校英語科教員助手を経て講師となる。主な著書に『英文法用語の底力』『英文法「例外」の底力』『トピック別・英文ライティングフレーズ集+』(以上、プレイス)、『英単語クリティカル+』(Z会ソリューションズ)のほか、高校採用専用書籍『Intensive Reading』『英作文法標準問題集』『英作文法基礎問題集』(以上、駿台文庫)など多数。また『ウィズダム英和辞典』(三省堂)の編集委員も務める。

現代の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く

越 朋彦〔著〕
現代イギリス小説の子どもたち
無垢と邪悪を超えて

四六判 上製 240頁/定価3,520円(本体3,200円+税10%)
ISBN 978-4-327-48169-8 C3098

2023年12月25日発売予定
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内容紹介
イギリスでは1970年代以降、家族形態の多様化、福祉削減による貧困の拡大、子どもを巻き込む犯罪事件の増加、新自由主義的教育改革による管理強化などにより、子どもを取り巻く社会は大きく変化した。こうした状況の変化に伴い、チャイルドフッド・ノヴェル(子どもを中心的主題とする小説)の出版点数は増加しているが、その体系的な研究はまだ十分に行われているとは言えない。本書では、それぞれの社会状況の変化に関連したチャイルドフッド・ノヴェルを8篇取り上げ、子どもに関する最新の研究動向を踏まえ、「子ども表象」(子どもの造型)を様々な角度から解き明かす。また、一つの現代的ジャンルとしてのチャイルドフッド・ノヴェルの輪郭を描き出す。

目 次
序論 本書の目的と概要

第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討
     ――サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年)
第2章 発達論的子ども観の否定
     ――トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年)
第3章 「ロマン派的子ども像」の解体
     ――イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年)
第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築
     ――ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年)
第5章 多様化した家族形態の中の子ども
     ――ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年)
第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」
     ――スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年)
第7章 子どもを殺す子どもたち
     ――ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年)
第8章 新自由主義的子ども
     ――マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年)

結論 「子どもであること」の複数性

あとがき
初出一覧
引用文献一覧
索 引

《詳しい目次はこちらから》

著者紹介
越 朋彦(こし ともひこ)
1975年生まれ。東京都立大学人文社会学部准教授。上智大学文学部英文学科卒業。英国・レディング大学大学院英文学専攻博士課程修了(Ph.D.)。専門は17世紀イギリス文学、子ども表象、紅茶の文化史など。主な編訳書に『イギリスの新聞を読む――大衆紙から高級紙まで』(編註)、アドリアン・フルティガー『図説 サインとシンボル』(共訳)、マークマン・エリス、リチャード・コールトン、マシュー・メージャー『紅茶の帝国――世界を征服したアジアの葉』(いずれも、研究社)がある。

SDGs を通じてアカデミックスキルを伸ばす

山本有香・新多 了〔著〕
English for Sustainable Development
英語で SDGs を実践する

B5判 並製 88頁 音声DL/定価2,090円(本体1,900円+税10%)
ISBN 978-4-327-42202-8 C1082

2023年12月25日発売予定


内容紹介
英語を使って SDGs(Sustainable Development Goals)を学ぶことを通して、他者と協働しながら問題解決し、グローバル時代を生き抜く力を育成するためのテキスト。CLIL(Content and Language Integrated Learning)を基盤とした構成で、ディスカッションやプレゼンテーション等のアカデミック・スキルを伸ばし、クリティカル・シンキング(批判的思考)を身につけることができる。

〔大学テキスト「Teacher's Manual」「教授用資料」「解答」等の別冊はご採用いただいた先生方専用です〕

目 次
Unit 1 What are Sustainable Development Goals?
Unit 2 Climate Action
Unit 3 Clean Energy
Unit 4 Clean Water and Sanitation
Unit 5 Life below Water
Unit 6 Life on Land
Unit 7 Good Health and Well-Being
Unit 8 Mid-term Project
Unit 9 No Poverty
Unit 10 Zero Hunger
Unit 11 Gender Equality
Unit 12 Quality Education
Unit 13 Decent Work and Economic Growth
Unit 14 Partnerships
Unit 15 Final Project

著者紹介
山本有香(ヤマモト ユカ)
青山学院大学法学部教授。Temple University, Tokyo, Graduate School of Education 英語教授法(TESOL)専攻 修士課程修了。上智大学大学院外国語学研究科(言語学専攻)博士前期・後期課程修了。長年、大学英語授業のカリキュラム開発・教科書執筆や教員養成に携わり、現職。

新多 了(ニッタ リョウ)
立教大学外国語教育研究センター教授。University of Warwick, UK, Centre for Applied Linguistics 修士課程・博士課程修了(PhD in English Language Teaching and Applied Linguistics)。主な著書に、『はじめての第二言語習得論講義――英語学習への複眼的アプローチ』(大修館書店、共著)、『「英語の学び方」入門』(研究社)などがある。


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