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2024年9月以降の新刊予定

2024年9月の新刊

2024年10月以降の新刊


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2024年9月の新刊

日本人の英語発音から脱却!

小川直樹〔著〕
ネイティブみたいに発音したい!
英語発音徹底攻略マニュアル

A5判 並製 162頁 2色刷 音声DL/定価1,980円(本体1,800円+税10%)
ISBN 978-4-327-44124-1 C1082

2024年9月19日発売
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内容紹介
日本人はどうして英語をネイティブのように発音できないのか? 一体何が欠けているのか?
長く日本人英語の発音矯正に取り組んできた著者が、その原因を明らかにし、効果的な対策を伝授する。
ネイティブ発音に近づくトレーニング方法が満載!

目 次
第1部 読み・フリガナは発音じゃない!
1.日本人は文字が好き
2.強勢の有無と母音
3.発音記号の限界
4.ウネリが英語らしさを生む
5.弱い音も英語らしさ

第2部 究極のLR克服レッスン
1.基礎編―LRの誤解を解く!
2.Lとラ行音はまったく違う
3.LができないのにDark L?
4.Rの出し方
5.LRまとめ
6.LRが混在する単語猛特訓

著者紹介
小川直樹(おがわ なおき)
英語音声学者・コミュニケーション向上コンサルタント。上智大学大学院言語学専攻博士前期課程修了。1998年、イギリスのレディング大学で研修。立教女学院短大から聖徳大学教授を経て、2013年コミュニケーションのコンサルティング会社 Heart-to-Heart Communications (http://www.htc-c.net/)を設立し、代表取締役を務める。20年以上の女子大と教員研修での指導経験をもとに、英語発音・プレゼン技法・人間関係の技法などを一般に伝えている。著書に『イギリス英語でしゃべりたい! UK発音パーフェクトガイド〈新装版〉』『もっとイギリス英語でしゃべりたい!UKイントネーション・パーフェクトガイド〈新装版〉』『イギリス英語で音読したい! UK音読パーフェクトガイド』『イギリス英語発音教本』(研究社)など。

形容詞修飾が関わる構文形成のメカニズムを体系的に解明する

内田聖二、八木克正、安井 泉〔編〕 / 金澤俊吾〔著〕
英文法を解き明かす6 
ことばを彩る2 形容詞修飾の諸相

A5判 並製 180頁/定価2,750円(本体2,500円+税10%)
ISBN 978-4-327-23806-3 C3382

2024年9月19日発売
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内容紹介
叙述用法、限定用法の形容詞が関わる諸構文に見られる修飾関係の多様な実態を解き明かす。さらに、各構文が相互に関連しながら、共通の原則に基づき、規則的に形成されていることを明らかにする。

目 次
第1章 形容詞の分類
1.1 文法書における形容詞の分類
1.2 叙述形容詞の分類――場面レベル述部と個体レベル述部
1.3 形容詞による事象修飾と、共起する動詞との意味的分業
1.4 本書の立場
1.5 本書で扱う形容詞が関わる構文
 
第2章 描写構文に見られる形容詞修飾
2.1 描写述部の意味的特徴
2.2 描写述部に関する先行研究
2.3 描写構文の形成のメカニズム
2.4 事象の合成に基づく描写構文の統一的説明
2.5 まとめ
 
第3章 結果構文に見られる形容詞修飾
3.1 結果述部の意味的特徴
3.2 結果述部に関する先行研究
3.3 結果構文の形成のメカニズム
3.4 結果構文に見られる修飾関係
3.5 事象の合成に基づく結果構文の統一的説明
3.6 まとめ
 
第4章 軽動詞Have, 本動詞Haveが生起する構文に見られる形容詞修飾
4.1 軽動詞構文の意味的特徴
4.2 クオリア構造
4.3 HACとBLCにおける名詞のクオリア構造に基づく形容詞修飾
4.4 動詞のクオリア構造とHAC, BLC
4.5 HAC, BLC, 本動詞drink構文と詳述性
4.6 まとめ
 
第5章 同族目的語構文に見られる形容詞修飾
5.1 同族目的語構文の意味的特徴
5.2 同族目的語構文に見られる修飾対象の多様性
5.3 典型的な同族目的語構文に見られる修飾関係――live an Adj life
5.4 詳述化された同族目的語構文に見られる修飾関係――drink an Adj N
5.5 まとめ
 
第6章 Way構文に見られる形容詞修飾
6.1 Way構文の意味的特徴
6.2 Way構文の形成とone's wayの意味機能
6.3 Way構文に見られる修飾関係
6.4 Way構文の多様性と様態を表す副詞との互換性
6.5 まとめ
 
第7章 転移修飾表現に見られる形容詞修飾
7.1 転移修飾表現の意味的特徴
7.2 クオリア構造に基づく転移修飾表現の修飾関係
7.3 典型的な転移修飾表現――動作の様態を表す事例
7.4 転移修飾表現は特殊な修飾関係であるのか
7.5 まとめ
 
第8章 4つの関連構文に見られる形容詞修飾の相互関連性
8.1 HACとCOCに見られる類似性
8.2 HAC, COC, Way構文、転移修飾表現に見られる詳述性
8.3 まとめ

著者紹介
金澤俊吾(かなざわ しゅんご)
1973年青森県生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。現在、高知県立大学文化学部教授。専門は英語学(意味論)。著書・論文:『語法と理論との接続をめざして―英語の通時的・共時的広がりから考える17の論考』(ひつじ書房、共編、2021)、「英語の名詞句にみられる構成素の省略について」(吉田幸二[編]『話し手・聞き手と言語表現―語用論と文法の接点』開拓社、2023)、「いわゆる転移修飾表現再考」(深谷輝彦・滝沢直宏[編]『コーパスと英文法・語法』ひつじ書房、2015)など。

地域・社会で求められる国際的人材の育成に!

原沢伊都夫〔著〕
異文化理解入門[改訂版]

A5判 並製 248頁/定価2,530円(本体2,300円+税10%)
ISBN 978-4-327-37752-6 C1036

2024年9月19日発売
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内容紹介
「異文化」とはどういうことかを身近な例で説明、その後に理解を深めるための実践問題を付けました。各章頭にその章のテーマを4コマ漫画で提示し、章末の「異文化よもやま話」で著者の体験談を紹介。授業でも使いやすい全15章構成。「外国に行く」「外国からの人を受け入れる」場合だけでなく、自分とは異なる価値観をもつ人とよりよい関係を築くためのヒントを盛り込みました。今回の改訂で、LGBTQなど昨今重視されている多様性についての記述を充実させました。

目 次
第1章 異文化を理解する
第2章 文化とは(その1)
第3章 文化とは(その2)
第4章 異文化適応
第5章 シミュレーション
第6章 違いに気づく
第7章 異文化の認識
第8章 差別を考える
第9章 世界の価値観
第10章 異文化トレーニング
第11章 異文化受容
第12章 自分を知る
第13章 非言語コミュニケーション
第14章 アサーティブ・コミュニケーション
第15章 多文化共生社会の実現に向けて

著者紹介
原沢伊都夫(はらさわ いつお)
1954年山梨県甲府市生まれ。
明治大学文学部文学科卒業後、オーストラリア国立大学グラジュエイト・ディプロマ課程(応用言語学)修了、同大学院修士課程(日本語応用言語学)修了。
現在、静岡大学名誉教授。専門は日本語教育(文法、異文化理解、言語学)。
著書に、『考えて、解いて、学ぶ 日本語教育の文法』『日本語教師のための入門言語学―演習と解説』(以上、スリーエーネットワーク)、『日本人のための日本語文法入門』(講談社)、『多文化共生のための異文化コミュニケーション』(明石書店)などがある。

2024年10月以降の新刊

本試験さながらの模擬問題、充実した模範解答、解説で高得点が期待できる。

ロバート・ヒルキ、英語便〔著〕
TOEIC® WRITING テスト問題集 新傾向完全対応版

A5判 並製 172頁+別冊80頁/定価2,640円(本体2,400円+税10%)
ISBN 978-4-327-43104-4 C1082

2024年10月23日発売予定


内容紹介
最新の傾向をつかんだ模擬問題を1セット追加した、TOEIC® WRITINGテストの決定版対策書。
どんな構成で、どんな内容を盛り込み、どんな表現で書くべきか?
どんな問題が出題されるか?
どんな学習が必要か?
TOEIC® WRITINGテストを10年以上かけてあらゆる方向から分析し、覚えておきたい例文を豊富に示しつつ、目標スコアを取るために必要な知識と技術を完全伝授!
本番さながらの模擬テストを6セット収録。

目 次
はじめに
TOEIC® Writing テストについて
本書の使い方

Questions 1-5 : Write a Sentence Based on a Picture(写真描写問題)の傾向と対策
TOEIC® Writing テスト Questions 1-5 はこう解け!
TOEIC® Writing テスト Questions 1-5 にはこの問題が出題される!
            この品詞の使い方の組み合わせを考えてみよう!
Practice 実践問題

Questions 6-7 : Respond to a Written Request(Eメール作成問題)の傾向と対策
TOEIC® Writing テスト Questions 6-7 はこう解け!
TOEIC® Writing テスト Questions 6-7 の答案作成で注意すべきこと 
TOEIC® Writing テスト Questions 6-7 の答案作成に使えるEメール表現集
Practice 実践問題
TOEIC® Writing テスト Questions 6-7 にはこの問題が出題される!

Question 8 : Write an Opinion Essay(意見を記述する問題)の傾向と対策
TOEIC® Writing テスト Question 8 はこう解け!
TOEIC® Writing テスト Question 8 の答案作成で注意すべきこと
TOEIC® Writing テスト Question 8 の答案作成に使えるエッセイ表現集
Practice 実践問題
TOEIC® Writing テスト Question 8 にはこの問題が出題される!

模擬テスト1 TOEIC® Writing Test 1
模擬テスト2 TOEIC® Writing Test 2
模擬テスト3 TOEIC® Writing Test 3
模擬テスト4 TOEIC® Writing Test 4
模擬テスト5 TOEIC® Writing Test 5
模擬テスト6 TOEIC® Writing Test 6

おわりに

著者紹介
ロバート・ヒルキ(Robert Hilke)
企業研修トレーナー。元国際基督教大学専任講師。University of California 大学院修了(言語学)。異文化研修および TOEIC, TOEFL, GRE など、テスト対策のエキスパート。各試験対策講座を国際的な大企業向けに年間約250日行なう。TOEIC 関連セミナーでの教授歴は30年近くにおよぶ。「TOEIC 200点アップ請負人」として頻繁にメディアに登場、TOEIC 対策の第一人者として、多くの受験者の信頼を集めている。著書に、『TOEIC® テスト完全教本 新形式問題対応』(デイビッド・セインと共著、研究社)のほか、「頂上制覇 TOEIC® テスト 究極の技術」シリーズ全6巻(研究社)、『新 TOEIC® テスト 直前の技術』 『新 TOEIC® テスト 「直前」模試3回分』(アルク)など多数。

英語便(えいごびん www.eigobin.com)
2005年5月サービス開始直後から、信用できるネイティブ講師の英語添削が手頃な値段で受けられることが評判になり、中・上級の英語学習者を中心に、毎年会員数を増やしている。2024年7月現在、累計メンバー10万人以上、継続メンバー6000人以上。講師は、ジャーナリスト、ライター、コピーライター、大学教師、各企業のビジネス講師など、各方面の英語のプロフェッショナルをそろえている(英語を第1言語にする者に限定)。「戦略的ビジネスEメールライティングコース」「TOEIC® テスト 英文ライティング診断」『TOEFL iBTアカデミック・ライティング』ほか、多彩なコース・メニューを打ち出している。
 著書に、『ネイティブ添削で学ぶ英文ライティング』『TOEIC® WRITING テスト問題集』(研究社)がある。本年12月に『生成AI+ネイティブ感覚で、完璧英文ライティング!』を刊行予定。

今までの指導を振り返り、授業改善を後押しするISLA入門講義

鈴木祐一〔著〕
あたらしい第二言語習得論
英語指導の思い込みを変える
Instructed SLA: A New Approach

A5判 並製 258頁/定価2,420円(本体2,200円+税10%)
ISBN 978-4-327-41111-4 C3082

2024年10月23日発売予定


内容紹介
文法をしっかり教えたのに、生徒が英語を使えないのはなぜでしょうか?
英作文の間違いを、ぜんぶ丁寧に添削していませんか?
生徒のやる気を引き出す「正解」を求めて悩んでいませんか?
そんな教師の悩みと疑問にISLA(指導場面における第二言語習得)研究が答えます!
多岐にわたるテーマについて、ISLA研究の基礎知識から最新の研究成果までを丁寧に解説した入門書。教育実践に役立つ知見が得られるよう、日本の英語教育の現場に直結するISLA研究も積極的に取り上げました。教師も教職を目指す学生も必読の一冊!

目 次
はじめに
本書の使い方

序章 英語を教えるときの思い込みを探る:「13の問い」で振り返る

第1部 言語知識とスキルの指導法

第1章 文法指導:学びのプロセスからどう教えるかを考える
1. 文法を身につけるとはどういうことか?
2. 文法を教えたはずなのに使えないのはなぜか?
3. 明示的指導に効果はあるか?
ISLA 研究を深掘り 明示的文法指導の効果は持続するか?
4. 文法指導はいつ行うべきか?
5. 文法指導は第二言語習得プロセスにどう働きかけるか
コラム インプットとアウトプットを繋ぐ文法指導とは?

第2章 語彙指導:優先順位を決めバランスを取る
1. 語彙を身につけるとはどういうことか?
2. 用法基盤モデルから見た定型表現の重要性
3. 語彙学習のバランスと組み合わせ方
コラム 1 年間で学べる語彙数の目安: 単語帳は諸刃の剣?
4. 語彙指導の優先順位とは?
5. 意図的学習の効果を高める方法
ISLA 研究を深掘り 単語テストの形式を変えると音声語彙知識が身につきやすくなるか?
6. 偶発的学習の効果を高める方法

第3章 発音・語用論指導:国際共通語としての英語を身につける
1. 国際共通語としての英語の視点から、発音・語用論指導を考える
コラム ネイティブスピーカー信仰を捨て、英語の多様性を体験させよう
2. これから求められる発音指導の考え方とは?
3. 発音指導の優先順位とは?
ISLA 研究を深掘り プロソディ重視の発音指導は、音素に特化した指導よりも効果的か?
4. 形式重視の発音指導と意味重視の発音指導を組み合わせる
5. 語用論指導は後回しで構わないか?
コラム 異文化コミュニケーション能力を育むEタンデム学習
6. 語用論指導を効果的に行うためのポイント

第2部 学習者中心のアプローチにおける教師の役割

第4章 インタラクションと協同学習:認知・社会文化的視点から考える
1. インタラクションが第二言語習得の鍵を握る理由とは?
2. 他者と関わることの重要性: 社会文化的アプローチ
3. なぜペア活動・グループ活動が重要なのか?
コラム ピア・インタラクションでは、エラーの心配は無用?
4. 協力的な学習環境を作るために教師ができること
5. 教室でインタラクションを通じた言語習得を促進する方法
ISLA 研究を深掘り 文法指導がグループ活動の協力関係にどう影響するか?

第5章 訂正フィードバック:学習者を起点に支援しよう
1. 訂正フィードバックの役割とは?: 教師主導から学習者中心へ
2. 口頭訂正フィードバック: インプット供給型とアウトプット誘引型
3. 口頭訂正フィードバックの効果を高めるためにできること
コラム ピア・フィードバックの恩恵を受けるのは誰か?
4. ライティング指導におけるフィードバックの3つの利点
5. 筆記訂正フィードバックに効果はあるのか?
6. 筆記訂正フィードバックの効果を高めるためにできること
7. 訂正フィードバックを「絞り込んだ」先にあるライティング指導とは?
コラム フィードバック・シートの活用で効率化
ISLA 研究を深掘り 焦点化フィードバックを取り入れると、ライティング指導はどう変わるか?

第6章 認知・非認知能力の個人差:テクノロジーで学びを個別最適化しよう
1. 言語適性: 外国語学習における才能とは?
2. 言語適性の考えをどう指導に活かすか?
コラム 教師自身の学習スタイルも見つめ直そう
3. 非認知能力は外国語学習にどれくらい重要か?
4. テクノロジーを活用した英語指導における教師の役割
5. AI を活用したテクノロジーをどう活用するか?
コラム ChatGPT に英作文を添削させてみたら?
ISLA 研究を深掘り 文法知識を長期定着させるにはどれくらいの練習が必要か?

第7章 学習者心理の個人差:動機づけと感情の多様性を理解しよう
1. 動機づけ: 英語学習のやる気の正体とは?
コラム 今までの英語学習経験が理想自己と義務自己に与える影響
2. 複雑系理論から読み解く動機づけのダイナミクス
3. 教室における感情はなぜ重要か?
ISLA 研究を深掘り 学習ジャーナルが明かす、英語授業中に渦巻く感情とは?
コラム 英語教師のリジリエンスとウェルビーイング
4. エンゲージメントはなぜ注目されているか?

第3部 SLA 研究に基づく指導法とカリキュラム設計

第8章 言語形式重視の指導法:「練習」で学びながら使う
1. 外国語教授法・指導法の歴史
2. Presentation-Practice-Production(PPP)の基本形
3. PPP を支える「練習」の重要性
コラム 音読とシャドーイングの効果と実施上の注意点
4. PPP と練習を支える SLA 理論:「明示的学習」と「スキル習得理論」
5. 日本の高校における PPP の実践例: TANABU モデル
ISLA 研究を深掘り PPP 型授業にパフォーマンステストを導入することの効果は?
6. PPP の利点と欠点

第9章 意味重視の指導法:「タスク」で使いながら学ぶ
1. タスク・ベースの指導とフォーカス・オン・フォーム
コラム ポスト・メソッド時代に求められる英語教師の専門性
2. タスクとは何か
3. TBLT を支える SLA 理論:「気づき」と「偶発的・暗示的学習」
コラム TSLT は TBLT とどう違うか?
4. ライティングやインプット型タスクの導入
ISLA 研究を深掘り インプット型タスク指導と PPP のどちらが効果的か?
5. 教師の役割と授業展開: フォーカス・オン・フォームの実践
6. TBLT の利点と欠点
7. 意味重視と形式重視の指導のハイブリッド型のカリキュラム

第10章 学習開始年齢と指導法:制約下での最適なカリキュラムを考える
1. 早期英語教育の効果検証
2. 英語圏での開始時期と臨界期仮説
3. 高度な運用能力を身につけるために必要な学習時間とは?
コラム インプット量を増やす多読プログラム
4. 改革案1: 教科と英語を同時に教える CLIL
ISLA 研究を深掘り 英語教育と CLIL の導入時期はいつが最適か?
5. 改革案2:「点滴方式」から「短期集中型」カリキュラムへ
コラム 「633プロジェクト」: 日本における集中型カリキュラムの試み

終章 SLA 研究を通して「13の問い」を振り返る: あなたの英語指導・学習観は揺さぶられたか?
SLA 研究への誘い:理論と実践の対話についてもっと考えたい読者へ

おわりに
引用文献リスト
索引

著者紹介
鈴木 祐一(すずき・ゆういち)
早稲田大学国際学術院・国際教養学部准教授。東京学芸大学教育学研究科(英語教育)修士課程修了後、メリーランド大学カレッジパーク校でPh.D.(第二言語習得)取得。神奈川大学国際日本学部准教授を経て現職。Studies in Second Language Acquisitionなど国際学術誌の編集委員を務める。主著に、『英語学習の科学』(編著、研究社)、『高校英語授業における文法指導を考える――「文法」を「教える」とは?』(共著、アルク)、Practice and automatization in second language research: Perspectives from skill acquisition theory and cognitive psychology(編著、Routledge)がある。

日本人にふさわしい英語発音指導法とは?

田邉祐司〔著〕
日本人は英語の発音をどう学び、教えてきたか
英語音声教育の小通史

A5判 並製 (予)370頁/定価3,850円(本体3,500円+税10%)
ISBN 978-4-327-41110-7 C3082

2024年10月23日発売予定


内容紹介
英語教育の現場では、英語の音声/発音は重要な要素であるものの、副次的な位置づけを与えられる傾向にある。英語発音指導はこれからどういう方向へすすむのか、どのようにして英語力の基本づくりをしていけば良いのか。そもそも、なぜ日本人は英語音声を克服できないままなのか。中等教育を中心とした英語音声(発音)指導・学習の変遷をたどり、210年以上にわたる日本人と英語音声との関わりを浮き彫りにし、今後の指導のあり方を展望する。これまでになかった本格的な英語音声/発音指導に関する通史の登場! 図版約160点を収録。

目 次
はしがき
推薦のことば(竹中龍範)
凡例

序章
第1章 “英語事始め”
第2章 明治初期の英語発音研究・指導
第3章 英語音声研究の進展
第4章 初期の英語音声学の移入・応用
第5章 ジョーンズ音声学とIPA
第6章 オーラル・メソッド
第7章 福島プランという実証
第8章 焦土の中から
第9章 アメリカ構造言語学の時代
第10章 CLTと音声指導の見直し論
第11章 コミュニケーションの波
第12章 歴史が語るもの

あとがき
資料:英語発音研究/指導に関連する簡略年表
参考文献
索引
図版提供

著者紹介
田邉祐司(たなべ ゆうじ)
専修大学文学部英語英米文学科・大学院文学研究科教授。博士(教育学―広島大学)。日本英語教育史学会会長。専門は英語教育学(英語音声指導・学習)、応用言語学、英語音声学,日本英語教育史。主な著書に『一歩先の英文ライティング』(研究社)、『句動詞のトレーニング―「普段着の英語」を身につけよう!』(大修館書店)、『ジーニアス総合英語 第2版』(共著、大修館書店),中学校検定教科書 『New Crown English Series』Books 1-3(共著、三省堂)、高等学校検定教科書 『Genius English Logic and Expression』Books 1-3(著作者代表、大修館書店)等がある。

英語的発想で明晰な文章が書けるようになる!

大井恭子、上村妙子、佐野キム・マリー〔著〕
ライティング パワー <三訂版>
Writing Power <Third Edition>

B5判 並製 108頁 音声DL/定価2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 978-4-327-42203-5 C1082

2024年10月23日発売予定


内容紹介
日本人が書いた英語の文章は、ネイティブ・スピーカーから「何を言おうとしているのか分からない」、「主張があいまいだ」という批判を受けがちである。そこでこのテキストでは、英語的な発想に基づいて paragraph や essay を書くコツが、豊富な課題を通して段階を追って身につくように構成されている。
三訂版ではモデル文や練習問題等の内容をアップデートし、さらに4技能連動の指導にも役立つようモデル文の音声データを付した。

〔大学テキスト:「Teacher's Manual」「教授用資料」「解答」等の別冊はご採用いただいた先生方専用です〕

目 次
Chapter 1 Getting Started
Chapter 2 Narration
Chapter 3 Description(I)
Chapter 4 Description(II)
Chapter 5 What Is a Paragraph?
Chapter 6 Essay
Chapter 7 Process
Chapter 8 Definition
Chapter 9 Classification
Chapter 10 Comparison and Contrast
Chapter 11 Cause and Effect
Chapter 12 Argumentation
Chapter 13 Letter Writing
[コラム]  Story Grammar

著者紹介
大井 恭子(おおい きょうこ)
千葉大学名誉教授。東京大学文学部英語英米文学科卒業、ニューヨーク州立大学大学院言語学科博士課程修了。東洋学園大学、東洋英和女学院大学、千葉大学、清泉女子大学で教鞭をとる。専門は応用言語学、英語教育学。著書に『英語モードが身につくライティング』『英語論文・レポートの書き方』(研究社)、共著に『パラグラフ・ライティング指導入門』(大修館書店)などがある。

上村 妙子(かみむら たえこ)
聖心女子大学文学部卒業。ペンシルベニア州立インディアナ大学大学院言語学科博士課程修了。文学博士。現在、専修大学文学部教授。

佐野キム・マリー(さの きむ まりー)
ミネソタ州立大学卒業(異文化間コミュニケーション専攻)。テンプル大学大学院修士課程修了。文学修士。現在、青山学院短期大学特別講師。


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